イスラム教と市民国家について語るときには、切れ目はありません。

2019年4月30日

イスラームと市民国家、イスラームと市民権、イスラームと言論・信仰の自由について語る際に、いかなる断絶も存在しません。イスラームとこれら現代思想との間に断絶があると決めつける者たちは、イスラームの真理を理解しておらず、預言者(彼に平安と祝福あれ)とその高貴なる仲間たち(神のご加護あれ)の歴史を正しく、公平に読んでいません。だからこそ、イスラームにおける国家には独特の特徴があり、イスラームにおける統治制度にも、神への服従、正義、協議とその義務、平等、権力者への服従、権力者への助言義務、統治者または牧者の責任と司法と国家の監督への服従、国家の政治的統一、権利と義務の保障、そして自由という独自の基盤があるのです。これらの基盤こそが、イスラーム制度の核心であり、その独自性を最もよく表す基盤なのです。

タメル・バドル著『羊飼いと群れの特徴』より 

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