ダジャルの誘惑

2013年9月20日 

アブー・ウママの権威による預言者のハディース:「人々よ!アッラーがアダムの子孫を創造して以来、地上で反キリストの試練よりも大きな試練はなかった。全能のアッラーは、反キリストについて国民に警告しない預言者を遣わさなかった。私は預言者の最後の者であり、あなた方は諸国の最後の者である。彼は必ずあなた方の中に現れる。もし彼が私があなた方の中にいる間に現れるなら、私はすべてのムスリムの証人となる。もし彼が私の後に現れるなら、彼らはそれぞれ自分自身の証人となる。アッラーはすべてのムスリムの私の後継者である。彼はシリアとイラクの間の隙間から現れ、右へ左へと腐敗を広めるだろう。アッラーのしもべたちよ!人々よ!しっかりしなさい。私は、私以前のどの預言者も描写したことのない方法で、彼をあなた方に描写するだろう…彼は言うだろう。「私はあなた方の主だ。あなた方は死ぬまであなた方の主を見ることはないだろう。彼は片目だが、あなた方の目は…」主は片目ではありません。その目の間には「不信心者」と書かれています。読み書きができる人もできない人も、すべての信者がそれを読むでしょう。
彼の試練には、天国と地獄があります。彼にとっての地獄は天国であり、彼にとっての天国は地獄です。ですから、地獄に苦しむ者は誰でも神の助けを求め、スーラト・アル・カフフの冒頭の節を唱えるべきです。
彼の試練の一つに、アッラーがベドウィンにこう言うというものがあります。「私に言え。もし私がお前たちの両親を蘇らせたら、お前たちは私がお前たちの主であると証言するか?」彼は「はい」と言うでしょう。すると二人の悪魔が彼の両親の姿で現れ、「息子よ、彼に従え。彼はお前たちの主である」と言うでしょう。彼の試練の一つに、彼が一つの魂に権力を与え、それを鋸で切って二つに裂くというものがあります。そして彼は言うでしょう。「この私のしもべを見よ。私は彼を蘇らせてやる」。すると彼は私以外の主がいると主張するでしょう。するとアッラーは彼を蘇らせ、邪悪な者は彼に言うでしょう。「お前たちの主は誰か?」彼は言うでしょう。「私の主はアッラーです。そしてお前はアッラーの敵です。お前は反キリストです。アッラーにかけて、私は今日ほどお前について鋭い洞察力を持ったことはありません。」
彼の試練の中には、彼が空に雨を降らせよと命じると雨が降り、地に成長せよと命じると地が成長するというものがある。
彼の試練の一つは、彼がある部族のそばを通ると、彼らは彼を嘘つき呼ばわりし、草を食む動物は一頭も残らず絶滅することである。彼の試練の一つは、彼がある部族のそばを通ると、彼らは彼を信じることであり、彼は天に雨を降らせよと命じると雨が降り、彼は地に草木を生やせと命じると地にも草木が生える。その日、彼らの家畜はかつてないほど太り、体格も大きくなり、脇腹もふっくらとして、乳房も豊かになって戻ってくる。
そして、地上には彼が踏みしめ、征服しないものは何も残らない、ただしメッカとメディナを除く。彼がそれらのどの通路からも近づくことはなく、天使たちが抜き身の剣をもって彼を迎え撃つ。彼が塩沼の端にある赤い山に降り立つまで。その時メディナは人々と共に三度震え、男であれ女であれ、偽善者は彼のもとに出て来ない限り、そこにとどまることはない。その時、ふいごが鉄から不純物を追い出すように、そこから汚物が追い出される。そしてその日は解放の日と呼ばれる。「その日、アラブ人はどこにいるのか?」と言われていた。彼は言った。「その日、彼らは少数で、彼らのイマームは正しい人である。」彼らのイマームが夜明けの祈りで彼らを先導するために前進しているとき、マリアの子イエスが夜明けに彼らの前に降りてくる。そのためイマームは後退し、イエスが前進するのを待って後ろ向きに歩く。イエスは彼の肩の間に手を入れてこう言うでしょう。「進み出て礼拝を導きなさい。それはあなた方のために定められたのだから。」イマームが彼らの礼拝を導くでしょう。イマームが祈りを終えると、イエスはこう言うでしょう。「扉を開けなさい。」そこで彼らは扉を開けます。すると彼の後ろには7万人のユダヤ人を率いる反キリストがいて、全員が飾り立てた剣と盾を構えています。反キリストが彼を見ると、塩が水に溶けるように溶けてしまいます。そして彼は逃げ去り、ラッドの東の門で彼に追いついて殺します。こうして神はユダヤ人を打ち負かします。全能の神が創造したもので、ユダヤ人が身を守るために使えるものは何もありません。ただ神がその物に語らせるだけです。石も木も壁も動物も、ガルカダだけです。ガルカダは彼らの木の一つだからです。それはこう言う以外何も言いません。「ああ、神のムスリムのしもべよ、これはユダヤ人だ。さあ、彼を殺せ。」
マリアの子イエスは、我が祖国において公正な裁判官、そして公正なイマームとなるであろう。彼は十字架を砕き、豚を屠殺し、ジズヤを廃止し、慈善行為を放棄するであろう。彼は羊やラクダにさえ危害を加えようとはしないであろう。憎しみと敵意は消え去り、あらゆる毒を持つ生き物の毒は取り除かれるであろう。生まれたばかりの子供が蛇の口に手を入れても蛇は彼を傷つけず、生まれたばかりの子供がライオンに傷つけられてもライオンは彼女を傷つけないであろう。狼は羊の中にいるかのように彼らの犬となり、大地は容器に水が満たされるように平和で満たされるであろう。言葉は一つとなり、アッラー以外のものは崇拝されないであろう。戦争はその重荷を下ろし、クライシュ族の王国は滅ぼされるであろう。大地は銀の雄牛のようになり、アダムの時代には植物を育み、人々がブドウを摘みに集まり満たすまで続くであろう。人々はザクロを摘むために集まり、それで満足する。雄牛はこれこれの金の価値があり、馬はディルハムの価値があるだろう。そして反キリストが現れる前に、人々が深刻な飢饉に見舞われる困難な3年間がある。アッラーは最初の年に天に雨の3分の1を控えるよう命じ、地に植物の3分の1を控えるよう命じる。次に2年目には天に雨の3分の2を控えるよう命じ、地に植物の3分の2を控えるよう命じる。そして3年目には天にすべての雨を控えるよう命じるが、一滴も落ちない。アッラーは地にすべての植物を控えるよう命じ、そのため緑の植物は成長せず、偶蹄類はアッラーが望まない限り絶滅する。こう言われている。「その時、人々は何を頼りに生きるのか?」彼は言いました。「タリール(アッラー以外に神はいないと言うこと)、タクビール(アッラーは偉大なりと言うこと)、そしてタフミド(アッラーを称賛すること)、それで食物が彼らにとって十分であるように十分であろう。」
イブン・マジャが語る「本物のハディース」 

jaJA